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【 ことのは出版 連絡帳 】 vol.25

配信日:2009年2月2日
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●CONTENTS

1:ご挨拶。
2:それはニュースだ!
3:新刊だ!新刊だ!!
4:時事ネタ?
5:イベント紹介、もういっちょ。
6:脱線。

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●1:ご挨拶。
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 「YES WE CAN」
 黒人と白人のハーフさんがアメリカ合衆国大統領に選ばれました。
 世界はお祭り騒ぎのようです。
 このお祭り騒ぎぶりに、アメリカを想わずにはおれません。失墜したといわれても
なお強いアメリカの大国ぶりを。「自由」の国アメリカの現状と、底力を。
 ・・・日本はアメリカではない。アメリカのようになる必要はない。けれども、う
らやましい。うらやましくてたまりません。この気持ちをバネに、やわらかに、しな
やかに、日本も底力を示したいところです。

オススメ/センデン→『茶の本』
http://www.kotonoha.co.jp/title/bungei/tea_book_all.html
       日本を含むアジアが欧米から見下されていた前世紀初頭、東洋の意気
込みや素晴らしさを知らし       めるために、岡倉覚三(天心)がボストン
において英語で執筆した本――とか。おもしろいです。

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●2:それはニュースだ!
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オーディオブック空を翔ける。

ANA(全日空)では2009年2月より、個人用モニターを装備した機材では、従来の最新
ハリウッド映画・日本映画だけでなく、フランス映画や韓国映画、人気TVドラマ「24
-TWENTY FOUR-」(シーズンⅠ)全エピソードの一挙上映、更にはアートやジャズなど
新たなジャンルの映像・音楽番組も加え、国際線での空の旅がますます快適にお楽し
みいただけます。

ということで、チャンネルにオーディオブックのカテゴリが加わりました。音ヨガな
どリラクゼーションシリーズのほか、ことのは出版の文芸作品『鉄道員(ぽっぽ
や)』著:浅田次郎ほかアイ文庫制作の『ごんぎつね』なども配信されます。

いろいろな方に聞いていただいて、オーディオブックというジャンルに親しむ人が増
えればいいなあと思っています。
参考ページ
http://www.ana.co.jp/int/promotion/topics123/index.html

ANAニュースリリース
http://www.ana.co.jp/pr/09-0103/pdf/09-012.pdf 

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●3:新刊だ!新刊だ!!
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新刊発売され・・・ていません・・

『くノ一忍法帖』の①が発売済ですので、まだのかたはご賞味ください。

①は、陣太鼓のとどろきが聞こえてきそうな筆致、厚みをかんじる世界、大河もしの
ぐかとおもわれる幕開けに息を呑みます。
評判のエロティックさもすでに香むせこむかばかりですが、ワタクシ的には、とにか
く、幸村と千姫のかっこよさにくらくらきます・・ とくに千姫!原作が女のひとに
も人気だというのは、もしかして千姫ファンなのではっ!!?

エロティックさ、凄惨さが、その本領を発揮しはじめるのはむしろこれから。
②もすでに納品済――つまり、ワタクシ、もう聞いてしまっているのです(自慢)
が。
いや~・・・・
オコチャマなワタクシは耳をふさぎたくなりました。・・ふさぎませんでしたが!!
いやでも、本当に。  「エロ」はまあともかく、「グロ」のところは、活字だとと
ばしよみしてしまいがちで、ここまで迫力のある内容だとはわかっていなかったので
す。やわらかな女の人の、上品な読み口で、ひたひたと迫ってくるそれは、真綿で首
を絞められているような怖さです。
怖い・・・そう、気味悪いのを通り越して、怖かった、です・・・・・・

同じ山田風太郎では『甲賀忍法帖』も刊行していますが、こちらのファンで『くノ
一』はまだ、という方も是非。甲賀でおなじみのお方も登場しますので、一粒で二度
おいしいです。

http://www.kotonoha.co.jp/title/jidai/kunoiti1.html

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●4:時事ネタ?
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○とにかく使えるインドネシア語

昨年来、仕事が厳しいわりには待遇がともなわないこともあって、きびしい人手不足
にアップアップの介護師業界。救世の星となるべく、昨年来インドネシアから来日し
てくださっていますね。
先月末、秋田県のゲンバに着任した女性二人の姿をニュースで見ました。
さっそく入院中のかたと話しておられたのですが、秋田なまりの日本語とインドネシ
アなまりの日本語ではこみいったはなしになるとはやり“難度・高”の様子。「お母
さんは何をしているの?」という会話が暗礁にのりあげていたようでした。
そういえば――わたくし大阪で生れた女なのですが――同じ近畿の滋賀県のひとに滋
賀ことばで「そこあがったところをまがる」と言われてわからなかったなあ・・ と
か、そうそう横浜にきたばかりのころ、大阪ことばだったために聞き返されたのに、
声が小さかったかと思ってどなったことがあった、このおばあちゃんと一緒だな
あ・・と、なつかしく思い出したのでした。
今となってよかったな、と思うのは、大阪ことばを恥じて黙ることがなかったこと
(おかげで今は東西ちゃんぽんの日本語ですが)。相手も馬鹿にする人はなく、いっ
しょうけんめい聞いてくださったこと。
ニュースで見ている限り、秋田の研修生たちもだいじょうぶそうでした。何回も何回
も聞き直している研修生。インドネシア語を覚えようとしている現地のスタッフ。
「てりまかしー(ありがとう)」という言葉をくりかえしておられるのを聞きなが
ら、このオーディオブック繰り返し聞くと良いですよ!って送りつけたら失礼かな
あ・・と思っていました。

http://www.kotonoha.co.jp/title/culture/ipod_indonesia.html

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●4:イベント紹介。
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☆シンポジウム「アクセシブルな電子本を届けよう」
        ――読書に障害のある読者が利用できるシステム構築をめざして―

日 時:2009年2月22日(日)13時20分~16時50分(13時受付開始)
会 場:日本教育会館 ※地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅(A1出
口)徒歩3分

定 員:100人
参加費:無料
主 催:特定非営利活動法人バリアフリー資料リソースセンター(BRC)
共 催:静岡県立大学国際関係学部石川准研究室

主催のBRCさんは、出版社と読書障害者の橋渡しをおこなっておられるNPO法人
です。市販されている本をそのまま読めない・読みにくい人のために「データ」を提
供する事業や、「読みにくさ」を抱えている読者の潜在的なニーズを調査研究する事
業・・などをてがけておられます。
米国で読書障害者の情報環境改善に大きな成果を上げている「ブックシェアプロジェ
クト」の代表者であるジム・フラクターマン氏をお招きしてのこの企画、『Q&A盲
導犬』の著者・松井進さんもご講演なさいます。
ことのは出版は、読書障害者むけに特化してオーディオブックをつくっているわけで
はありませんが、聞いて喜んでもらえたら、なお嬉しい。ほかのメディアの方々もも
ちろんそうではないかと思います。基礎知識補填のためにも、聞いておきたいシンポ
ジウムではないかと思います。

くわしくは・・・ →http://www.dokusho.org/222tokyo.htm
『Q&A盲導犬』→http://www.kotonoha.co.jp/title/culture/moudouken.html

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●5:イベント紹介、もういっちょ。
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○公開収録ライブ「漱石ライブ」

 現代朗読協会が主催するスタジオでの公開収録ライブの開催が決まりましたので、
お知らせします。
現在、出演者を募集中です。出演者数には限りがありますので、申し出順に制限させ
ていただく場合もあります。あらかじめご了承ください。

以下、開催要項です。

■日時 2009年2月11日(水、建国記念の日)14:30開場/15:00開演
■場所 東京世田谷豪徳寺 現代朗読協会ドルチェスタジオ(小田急線豪徳寺駅徒歩3
分)

■出演料 不要
■入場料 不要
 出演者の数によりますが、ひとり数人ずつの招待枠があります。
■作品の仕上げ方
 基本的に定期開催されている現代朗読ゼミでおこなっていきます。
 水城(朗読演出)による個別演出でも対応します。
 全体リハーサルを当日の本番前におこないます。

■内容
 公開収録方式のスタジオライブです。
 テーマはゆるやかに「夏目漱石」。
 漱石の作品、または漱石に関係のある作品。
 水城が構成するオリジナル脚本による群読作品の予定もあります。
 ピアノなど音楽演奏との共演については、相談に応じます。

 音声および映像での収録を同時におこないます。
 収録・編集後「オーディオブック・ライブ」「YouTube映像」「Podcast番組」で公
開。
 どのコンテンツで公開するか、あるいは非公開とするかは、個別に応相談

 非常におもしろい試みですね。
 詳細は現代朗読協会 http://www.roudoku.org/ まで

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●6:脱線。
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えー。
ブログにでも書けや!・・ってかんじの話題で失礼いたします。
お題は「定額給付金」です。
連想ゲームで思い出すのは「地域振興券」や「2千円札」です。あれはなんの意味が
あったのでしょう?
2兆円+給付のための費用 があればいったい何ができるか!!! ――自転車経営
のことのは出版(・・・。)の社員としてはそっくりそのまま中小企業支援に使って
欲しいところですが。社会弱者のセーフティネット再構築のために使ってくれるとか
でもいいな。いざというとき安心ですし。
とりあえず、ワタクシとしては、国会でもめてるだけでもその時間と経費が無駄だか
らやめてほしいのですがねえ・・・    ・・どうでしょう?

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