先日、合成音声エンジンの大手メーカーさんとジックリ話す機会がありました。
近年の合成音声エンジンの性能向上は物凄く、日本メーカーが世界的に強さを持つ分野です。
英語や韓国語、中国語などにも進出しているそうです。
今後、日本メーカーの開発力を活かして世界ビジネスに展開できる市場かもしれません。
家電や通信関係大手は基礎技術から実用品まで各社手をつけている技術です。
日常、電車のホームでの案内やカーナビなど既に多岐にわたって活躍しています。
この合成音声技術、近い将来オーディオブックナレーターの代役になり得るか
私自身はケースバイケース(作品ジャンル)によって成り立つと思っています。
もっとも、自動化の精度がかなりあがらないと商品としてのオーディオブックには厳しいのかなあと考えています。
それでもそろそろ模索を初めても良い時期かと思っています。
ただし、文芸作品などはありえないでしょう。 作るとしたらコストは通常のオーディオブック作成費の10倍ぐらい余分にかかると思います。
まだまだ世にオーディオブックナレーターとオーディオブックプロデューサー及び関連エンジニアが非常に少ないので、こちらの人材育成の方が本筋で重要な課題です。
2013/4/5 補足
すでに数本の作品が合成音声エンジンでオーディオブック化されています。
すこしづつ浸透し始めています