横浜録音図書CD 【おぼしめし/そいね】 著/三浦哲郎.朗読/深沢彩子
若いころ牧師館に雇われたことのある、いせ婆さんは、
「これも神様のおぼしめしだえせ。何事も神様のおぼしめしだすけにな。」
が口癖になっていた。
(おぼしめし)
米どころの温泉場で、巴は70才以上の老人客との 添い寝を仕事にしていた。
(そいね)
作者の三浦哲郎は
6人兄弟の末子として生まれ
2人の姉が自殺、
2人の兄が失踪、
1人が難視に悩むというなかにあって「病める血」に思い悩みつつ生きた人です。
1961年「忍ぶ川」で芥川賞を受賞。
ほか「じねんじょ」「みのむし」で川端康成文学賞を二度受賞など。
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