皆さん黒田官兵衛を知っていますか???
2014年のNHKの大河ドラマ「軍師 官兵衛」、V6の岡田准一さんが演じる黒田官兵衛がかっこよく大注目されていたので、
ご存じの方も多いと思います。
黒田家は姫路の大名に仕える家老でしたが、黒田官兵衛は優れた戦術や知識を活かし、
兵力を問題としない戦い方などで頭角を現した男でした。
戦国時代、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑といわれた男達に従えた軍師と言えば黒田官兵衛だけだと言われているそうです。
妻子を大切にし、人間味もあり、彼らにも愛され、力を認めてもらっていた一方、戦いにおいて切れ者であったため恐れられてもいました。
黒田官兵衛といえば、竹中半兵衛と二人揃って「両兵衛(二兵衛)」と言われていました。
二人は豊臣秀吉に参謀として4年間ほど同時に活躍していました。
この二人はライバルだった話は歴史好きの中では有名ではないでしょうか?
半兵衛も今作に登場しますのでお楽しみに。
戦国時代の三英傑に従えた名軍師で多くの戦いで采配を振るいました。
強くて優しい男黒田官兵衛の半生を描いた「黒田如水」発売間近です。
戦国時代好きの方は是非お手にとってほしい一作でございます。
黒田如水に改名
名軍師として活躍した半兵衛でしたが、事件が起きます。
石田三成が官兵衛へと仕向けた罠があるのですが(ここも面白い話なので是非本編をお楽しみください。)、
まんまと罠にはまってしまった半兵衛は豊臣秀吉の逆鱗に触れてしまいます。
怒りの頂点に達した豊臣秀吉の前では官兵衛の必死の弁解も通じず蟄居(ちっきょと読みます。刑罰の一種で謹慎すること)を命じられてしまいます。
ある日大阪城に呼び出され向かった官兵衛でしたが、
紙を剃り、本日をもって「如水円清(じょすいえんせい)」と名乗ると豊臣秀吉に言いました。
この行動に豊臣秀吉はさらに怒りがわいたそうです。
そして官兵衛、如水円清は出家しました。
如水という名前の由来は、
「身ハ褒貶毀誉ノ間ニ在リト雖モ心ハ水ノ如ク清シ」という古語からとったそうで、
人からどう思われていようと、心は水のように澄んでいる。
という意味になります。
さらに分かり易くすると官兵衛がこれまでとってきた行動は何も間違っていない。
しかし、間違っていないからといってその気持ちを貫いて死ぬわけにもいかない。
どうかこの命を救って欲しいと、名前の由来と共に豊臣秀吉に語ります。
さらにもう如水には意味があり、「水はどのようにでも形を変えられます。黒田官兵衛という水を活かすも殺すも
それを使う豊臣秀吉次第です。」と如水はいいました。
官兵衛自身の助命の訴えと、その他の多数の助命の訴えにより、如水は命を落とさずに隠居を許される事になりました。
さすが知識人です。
怒り狂っていた豊臣秀吉を説得することが出来るなんて凄いですよね。
生まれる時代が少し早かったら天下を取っていたかもしれない男・黒田官兵衛の生涯はとてもかっこよかったです。
近日発売の「黒田如水」、発売したらまた告知いたします。