オーディオブックというカテゴリはiTunes Storeとともにたちあがりました。
2005年のことです。
聞く本としては新潮社のカセット文庫が1985年発売され様々な作品が出版さていました。
オーディオブックという言葉とともには2005年が元年となります。
そのオーディオブックiTunesで展開されたこともあり、デジタル好きの20代~30代の男性が多かったようです。
それに伴って好まれる作品も英語などの語学、自己啓発、ビジネスの作品が中心でした。
あれから約十年、振り返って今はどのような方がオーディオブックを聞いているのかなあと考えると、
60代以上のシニアの方の比率が増えてきたと感じています。
今、普及し始めた電子書籍端末も実はシニアの方にこそ使ってほしい端末です。
文字に関するアクセスビリティが紙に比べ格段と向上しているためです。
シニアの方が増えてきたということは、好まれる作品も変わってくるので、ことのは出版では
喜んでいただけるような作品をどんどん作っていかなくてはと心機一転頑張っていきます。
その下地になるのが百万時間の朗読書庫を目指す「ミリオンアワーアーカーイブ」プロジェクトなのです。