音楽制作からオーディオドラマ、最近ではサウンドセルという特許で一部携帯にも採用されている音楽合成システムでも有名な有限会社ト・ヘン が「オーディオブック朗読者」というカテゴリでオーディションを開催されました。
その審査員の一人としていってまいりました。
審査員はト・ヘンの取締役でディレクターとしてもNHKの歌謡ドラマなどで百戦錬磨の吉田取締役と
女優の山下智子 さんと私の3名で行いました。
演技は山下さんに、発声は吉田様にとお任せしてオーディオブックというものをトライしてくれる人がどこまで理解してくれているのか楽しみに参加させていただきました。
参加者は22名
結論から先にいうと
まだまだオーディオブックの特徴を理解して挑んできたかたは少ないなあと感じました。
比較的アニメ声優学校の出身者が多かったかもしれませんが
ほとんどの人は基礎はできていたように思います。ただ、オーディオブック朗読の場合、まず本を文章を読みこなすということが一義でそれをリスナー(読者)に受け入れられるような表現まで昇華していく。言うは易しですね。
そういった意味でまだまだ日本におけるプロのオーディオブックナレーターは数十人いるかどうかと思います。
少しずつオーディオブックの読みとナレータの読みと、芝居の読みと、アニメの読みとは違うんだということと
何より本を読む力が要求される業界なのだ!!
と、オーディションを通じて学んでいただき、是非一人でも新しい声の市場に参加してもらえることを
期待しています。