著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム (Think C) からのお知らせです。 私、野村はThink Cの発起人に名を連ねさせていただいています。 ですので、ことのは出版のブログで報告させて頂きます。 皆さんの参加お待ちしています。 ちょっと足を踏み入れると、国策への参加です。 著作権の延長問題、国内ではJASRAC他利害団体の意見を排除して、一定の結論がでました。 が 再び外圧で亡霊のように復活してきました。 以下転載です。 ********************************************************
thinkC立ち上げから7度目の夏が迫ります。月日の経つのは早いものですね。 皆さまいかがお過ごしでしょうか。 さて、昨年末、特定非営利活動法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン (CCJP)、MIAU(一般社団法人インターネットユーザー協会)、そして thinkCの3団体によって設立された「TPPの知的財産権と協議の透明化を 考えるフォーラム」(thinkTPPIP)のキックオフシンポでは、たくさんの 来場・3万人を超える視聴、ありがとうございました。 「TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム」 http://thinktppip.jp/ ネットの羅針盤『TPPの交渉透明化と、日本の知財・情報政策へのインパクトを 問う!』 http://live.nicovideo.jp/watch/lv117939659 ITmedia『TPP問題は農業・医療だけじゃない 知財・著作権関連の論点は』 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1212/13/news047.html INTERNET Watch『「議論の土俵が奪われる」TPPが著作権に与えるインパクト とは』 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20121214_578687.html 参考:TPP米国知財要求の抄訳 http://www.kottolaw.com/column/000438.html フォーラムはあくまで、TPP自体については中立です。ただ、その後の報道 でも知財強化を求める米国と他国との対立が解けないとされ、著作権をはじ め知財問題はもはやTPP最大の焦点のひとつといっても過言ではないでしょ う。 わけても米国が(恐らく)もっとも重視するメニューの代表格が「著作権保護 期間の死後70年への延長」であり、日本の期間延長論議は、疑いなく2006年 以来最大のヤマ場を迎えました。 という訳で、交渉が本格化する夏を、そして参院選を目前に、緊急公開シンポ です。 今回はまさに「保護期間延長問題」を中心に、世界の知財をめぐる市民活動の 潮流、二次創作やデジタルアーカイブ、その他多様な活動へのTPP知財条項の インパクトを徹底討論します。 パネリストに、「青空文庫」呼びかけ人の富田倫生さん、再び表現と著作権を 熱く語る漫画家の赤松健さん、「著作権界のジャンヌダルク」野口祐子弁護士、 海外情勢にも詳しいMIAU八田真行さん、文化政策のエクスパート太下義之さん、 世話人の福井健策と、司会はやはり世話人の津田大介がつとめます。 シンポの模様は「MIAU Presents ネットの羅針盤」として、ニコニコ生放送 で公式番組中継されます。 http://live.nicovideo.jp/ 果たして、日本の著作権・知財が進むべき道はどれなのか? 風雲急の29日・講談社本社に、是非ご来場ください! ---------------------------------------------------------- TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム(thinkTPPIP) 緊急公開シンポジウム 『日本はTPPをどう交渉すべきか ~「死後70年」「非親告罪化」は文化を豊か に、経済を強靭にするのか?』 遂に政府が交渉参加を表明したTPP(環太平洋経済協定)。7月に実際の交渉入り 後、日本に残された協議期間は極めて短いと予測される。 更には対EU、対中韓のFTAやRCEP(東アジア包括経済連携)など、多国間貿易 協定交渉の時代を迎える日本。 TPP等の貿易協定では、「非関税障壁の撤廃」により日本の知財・情報政策も 様々な影響を受けると言われる(http://www.kottolaw.com/column/000438.html)。 TPP交渉でも権利強化を求める米国と他の交渉国との対立が伝えられ、「知財では 米国孤立」(日経3月5日)との情報もある。 しかし、政府の交渉方針はいっこうに見えてこない。 いったい日本は何をゴールに、どう交渉すれば良いのか? 著作権保護期間の延長問題では、「死後50年対死後70年」で参加国が2分される。 コンテンツが最大の輸出産業である米国は、EUと共に他国に延長を求めて来た。 他方、知財立国・クールジャパンを目指しつつ、現状では著作権使用料だけで 年間5800億円もの巨額の貿易赤字を生み出し続ける日本。 更には、「非親告罪化」「法定賠償金」など二次創作の現場への影響も懸念され る論点もある。 そうした中、当の米国では3月、著作権局長が古い作品のアーカイブ・流通促進 などを理由に、(恐らく議会史上初めて)保護期間の一部短縮を提案した (http://www.kottolaw.com/column/000527.html)。 先月から議会では「著作権法の包括的な見直し論議」も開始される等、これまで 知財強化一辺倒だった欧米にも変化の兆しはある。 はたして、日本の文化に、コンテンツ活性化に、ベストの著作権とは? 我々はTPPをどう交渉すべきか? 交渉が本格化する夏を前に送る緊急シンポ! 登壇者(順不同・敬称略): 赤松健(漫画家、Jコミ代表取締役) 太下義之(三菱UFJリサーチ&コンサルティング主席研究員/芸術・文化政策 センター長) 津田大介(メディアアクティビスト、司会) 富田倫生(青空文庫呼びかけ人) 野口祐子(弁護士、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン常務理事) 八田真行(駿河台大学経済学部専任講師) 福井健策(弁護士、日本大学芸術学部客員教授) ほか 日時: 2013年6月29日(土) 19時~21時 会場: 講談社セミナールーム 〒112-8001 東京都文京区音羽 2-12-21 http://www.kodansha.co.jp/about/access.html ※入館方法などは参加者の方に追ってEmailでご連絡いたします。 申込: 入場無料。事前予約制。 ※なお、シンポジウム当日の様子は、ニコニコ生放送「ネットの羅針盤」にて 公式番組中継されます。 →お申込みは下記のウェブサイトでお願いいたします。 http://thinktppip.jp/?p=128 主催: TPPIP(TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム) [ クリエイティブ・コモンズ・ジャパン http://creativecommons.jp/ thinkC(著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム) http://thinkcopyright.org/ MIAU(一般社団法人インターネットユーザー協会) http://miau.jp/ ] 過去放送: http://live.nicovideo.jp/watch/lv69458793 http://live.nicovideo.jp/watch/lv69974885 http://live.nicovideo.jp/watch/lv117939659 ---------------------------------------------------------- なお、「もう昔の延長問題なんて忘れちゃったよ」という方は、こちら: http://thinkcopyright.org/