3日前に女優 火田詮子さんの訃報いただきました。

 

大人のための残酷童話をキャスティングから演出、ディレクションまで担当していただいた水城ゆう@YuuMizukiさんからの連絡で知りました。

 

直前まで名古屋で舞台に立たれていて、舞台終了後の訃報に驚いています。

謹んでお悔やみ申し上げます。

 

思い出話になりますが

倉橋由美子先生:著の『大人のための残酷童話』を読んでいただいたんですが、

キャスティングの選定から演出、収録、名古屋で劇団クセックで活躍中で『鉄道員』、『奥の細道』、『伊豆の踊子』『雪国』などを読んでいただいた榊原忠美さんのご縁で『大人のための残酷童話』を火田詮子さんに読んでいただきました。

キャスティングの提案から収録、当時バラさん(榊原さん)以外に関東以外の人を使う機会はほとんどなかったのですが(あっ窪田涼子さんは大阪だ!)

ほんとにすっぽり決まったのを覚えています。

 

あまりにもスムーズで自分は収録の立ち会い行かなかったのですが、できあがった作品の次元の違いを感じた数少ない作品でした。過去初オーディオブック収録でそのような感覚感じたのは、榊原忠美さん、火田詮子さん、田島令子さんぐらいです。

 

その後、オーディオブックは苦難の時代に入りまして、もう一度一緒にお仕事するご縁なかったのですが、この数年で一緒に仕事しようねと声をかけていただいた皆様と残念なお別れで願い叶わなかったことが多くでました。

せめて自分たちの使命として、皆さんの情熱で生み出された作品を10年20年そして100年・・・。作品として後世に残して行くことが役目だとしみじみ痛感しています。

 

火田詮子様素晴らしい作品を残していただいてありがとうございました。

そして安らかにお休みください。

文責 ことのは出版 代表取締役 野村 香久

関連リンク

女優・火田詮子さんを偲ぶ

 

大人のための残酷童話