時代小説捕物帖

それぞれ面白いですが

鬼平犯科帳は長谷川平蔵 火付盗賊改方 は石高400石の旗本なのでかなり立場高いですね。

 

銭形平次捕物控 の銭形平次は岡っ引きですので、火付盗賊改方の下に与力同心がいてその与力がフリーで抱えた手下という位置づけです。にしてはあまりにもカッコイイですが!

 

半七捕物帳の半七老人は岡っ引きよりよりフリーな立場で限りなく私立探偵のイメージですね。

 

 

上田秀人の奥右筆シリーズは 奥右筆は江戸城本丸に詰める若年寄の支配下で表右筆より奥右筆のほうが格が上だったそうです。これは幕府の機密文書の管理や作成なども行う役職であり、現在の政策秘書のような立場だったためでしょう。 それを面白く事件簿に書き上げた上田秀人さんの作品は秀逸です。

 

他にも物書同心居眠り紋蔵 南町奉行所で内勤30年の紋蔵が絡む事件簿など

 

捕物帖も幅が広くそれぞれの役職など理解しておけば更に楽しいですね。

 

やっぱろ一番下役の岡っ引き、銭形平次の存在感が半端ないです。