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戦を知らない後世の為に書き残した天下無双の剣豪の指南書

五輪書 宮本武蔵

五輪書

著者:宮本武蔵

朗読:渡部 龍朗

朗読時間147分
制作 ことのは出版
CD3枚組
¥3300円

五輪書

五輪の書とは宮本武蔵が剣術の奥義などをまとめた兵法書のことです。
寛永20年から死ぬ直前の正保2年までにかけて、熊本県熊本市近郊の金峰山にある霊巌洞で執筆されました。
実は武蔵が書いた直筆の「五輪書」は現在残っていません。
流布本というものがたくさん存在するのみです。
「五輪書」は武蔵が細川家に身を寄せているときに書いたそうで、
流布本の中でもとくに「細川家本」が信頼できるといわれています。

タイトルの「五輪書」の由来は仏教の五輪から来ているそうです。
「五輪」とは仏教で万物を構成する五大「地・水・火・風・空」のことです。
この五大になぞらえて、五巻に分かれます。

宮本武蔵

天下無双の剣豪
宮本武蔵(みやもとむさし)は、
天正12年に生まれ、正保2年5月19日に亡くなりました。

最強の剣豪武蔵
天下無双、最強の剣豪などとよく言われていますが、武蔵はどのくらい強かったのでしょうか?
一般的に宮本武蔵の強さは「対戦回数」で測られます。
武蔵の著書、「五輪の書」では20代の間で60数回戦ったと記述されています。
何が凄いのかというと、武蔵は一回も「負けて」ないんです。
そしてその戦いのペースは単純に計算すると2ヶ月に1回戦っていたことになります。
死と隣り合わせの戦いを60回もくぐり抜けた武蔵はまさしく天下無双と言えますね。

武蔵から対戦を挑むことはほとんどなく、挑戦を挑まれる側っだったことも驚きです。

武蔵は卑怯者だった?
とても強い武蔵でしたが、実は結構「宮本武蔵は卑怯者だ」と言われていました。
これは武蔵の書いた五輪書にも関係しています。
侍=対等な戦い、美しく戦い、美しく負けるというイメージがついていた中で、
「どんな手を使ってでも勝つ!!!」と勝つためには手段を選ばず戦っていたので「卑怯者だ」と言われているそうです。

強いだけじゃない
最強の武蔵ですが、凄いのは戦いだけではありませんでした。
水墨画をよく描いていて、そして上手です。
現在では重要文化財に指定されている作品もあるのだとか。

宮本武蔵関連作品

宮本武蔵関連作品

小説
「宮本武蔵」    著:吉川英治
「佐々木小次郎」  著:村上元三
「それからの武蔵」  著:小山勝清
「二人の武蔵 」 著:五味康祐
「宮本武蔵の最期」  著:中西清三
「真説宮本武蔵 」 著:司馬遼太郎
「宮本武蔵」  著:司馬遼太郎
「おれの影」   著:山田正紀 短編
「決闘者宮本武蔵」  著:柴田錬三郎
「武蔵忍法旅」  著:山田風太郎 短編
「宮本武蔵」  著:津本陽
「剣豪宮本武蔵」  著:松永義弘
「宮本武蔵」  著:笹沢左保
「捨剣夢想権之助」  著:佐江衆一
「素浪人宮本武蔵」  著:峰隆一郎
「双剣の客人 - 生国播磨の宮本武蔵」  著:寺林峻
「覇剣 武蔵と柳生兵庫助」  著:鳥羽亮
「秘剣 宮本武蔵」  著:霧島那智
「剣鬼宮本武蔵」  著:早乙女貢
「剣豪たちの関ヶ原」  著:鳥羽亮
「行くのか武蔵」  著:好村兼一
「武蔵円明の光 」 著:好村兼一
「求天記―宮本武蔵正伝―」  著:加藤廣
「武蔵」  著:花村萬月

映画
1929年      宮本武蔵(1929年、千恵プロ、監督:井上金太郎 武蔵:片岡千恵蔵)
1944年      宮本武蔵(1944年、原作:菊池寛 監督:溝口健二 武蔵:河原崎長十郎)
1952年      武蔵と小次郎(1952年、松竹、武蔵:辰巳柳太郎)
1959年      巌流島前夜(1959年、松竹、監督:大曽根辰夫、武蔵:森美樹)
1971年      真剣勝負(1971年、東宝、監督:内田吐夢、武蔵:中村錦之助)
2003年      巌流島 GANRYUJIMA(2003年、監督:千葉誠治、武蔵:本木雅弘)
1981年      魔界転生(1981年、武蔵:緒形拳)
1996年      魔界転生(1996年、武蔵:宮内洋)
2003年      魔界転生(2003年、武蔵:長塚京三)
2009年      宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-(2009年、ポニーキャニオン、原案・脚本:押井守、監督:西久保瑞穂)
2019年      武蔵 -むさし-(2019年、アークエンタテインメント、監督:三上康雄、武蔵:細田善彦)

TVドラマ
1961年    宮本武蔵(フジテレビ、武蔵:丹波哲郎)
1964年〜1965年      それからの武蔵(毎日放送、原作:小山勝清、武蔵:月形龍之介)
1965年〜1966年      宮本武蔵(日本テレビ、武蔵:北大路欣也)
1968年      日本剣客伝(NET、第1話「宮本武蔵」(4回にわたって放送)、武蔵:三國連太郎)
1981年      それからの武蔵(テレビ東京12時間超ワイドドラマ、原作:小山勝清、 武蔵:萬屋錦之介)
1992年      巌流島 小次郎と武蔵(NHK、脚本:ジェームス三木、武蔵:滝田栄)
1996年      徳川剣豪伝 それからの武蔵(テレビ東京12時間超ワイドドラマ、原作:小山勝清、武蔵:北大路欣也)

漫画
「宮本武蔵」   著:石ノ森章太郎
「ザ・勝負!!」   著:島本和彦
「ムサシ」   原作:小池一夫 作画:川崎のぼる
「バガボンド」   原作:吉川英治 漫画:井上雄彦
「斬殺者―宮本武蔵異聞」   原作:梶原一騎、漫画:小島剛夕
「ガンリュウ」   著:山根和俊
「YAIBA」   著:青山剛昌
「陸奥圓明流外伝 修羅の刻」   著:川原正敏
「リィンカーネーションの花弁」   著:小西幹久
「衛府の七忍」   著:山口貴由エピソード「宮本武蔵編」

その他作品
1961年〜1963年 ラジオドラマ 「宮本武蔵」
1970年 コミックソング 「宮本武蔵」
演歌『ムサシ』(冠二郎)
ムサシ (劇作品)
LIVE A LIVE(テレビゲーム)
ブレイヴフェンサー 武蔵伝(テレビゲーム)


出典:ウィキペディア

朗読 渡部龍朗

渡部龍朗のその他朗読作品

三四郎」   著: 夏目漱石
それから」   著: 夏目漱石
草枕 」   著:夏目漱石
高瀬舟 」   著:森鴎外
文学部唯野教授」   著:筒井康隆
武士道(和文)」     著:新渡戸稲造
三河万歳 」   著:岡本綺堂

※タイトルクリックまたはタップで商品ページに飛びます。

なぜ今でも読まれるのか

宗教観念に捕らわれず、宮本武蔵自身が自分で考えた言葉を自分で述べているので指南書としても評価が高いです。
英訳だけで9種類以上翻訳され、世界でも読まれています。

なぜ今でも読まれるのか
マニュアル社会になりつつある現代の中で、
自分の意思を持って行動することの尊さが際確認出来るからだと思います。

マニュアル社会とは、作った人の知力に沢山の人が近づくことができるシステムです。
空気を読んで動くことが苦手な人や、大きい事故を防ぐ効果もあります。
そしてなにより、マニュアルを達成することで一人ひとりが「ちゃんとやるべき事をやっている」
という達成感を持つことが出来ます。

便利な一方、マニュアル社会の中では個性を発揮することが難しかったり、自分で考えて
行動が出来なくなったり、トラブルに柔軟に対応出来ないなど、マニュアルが思考を破壊しているとも言われています。

そんな中で自分の意思をしっかり持って行動することの素晴らしさを教えてくれているのが「五輪書」だと思います。

五輪書簡単解説

人生の指南書・ビジネス書などとも言われている五輪書ですが、書かれている内容が少し難しいので、
理解しやすいように簡単にまとめました。
私生活・仕事などいろいろな所で参考になる五輪書。
是非自分と当てはめてみてください。

地の巻

地の巻

地ならし(道をつくるための)

地の巻では兵法への道の進み方を描いてます。
道とは、それぞれの役割のことを指します。

農民 季節に心を配って農作物をつくる農の道。

商人 商(あきない)いによって利益を出し、利益を得る商の道。

職人 技術や物を駆使して何かを作りあげる工の道。

そして最後に、戦いに勝たねばならない武士の道。
この武士の道を極める為には刀だけでなく、槍や短い脇差しなど、
場面場面で使い分ける武器や戦い方を考える必要があります。

これは戦いだけでなく現代の仕事などにも例えられます。
そして道具や戦い方だけでなく、武士の大将であれば、
配置、人も見抜かないといけないのです。
まさに適材適所と言う言葉が合います。

自分に合った道の決め方9箇条

1 邪(よこしま)でないとおもうところ

2 道を鍛錬するところ

3 広く諸芸にも触れるところ

4  諸々の職業の道を知ること

5 物事の損得を弁えること

6 諸事の真価を見抜くこと

7 目に見えないところを覚って(さと)知ること

8 わずかな事にも気をつけること

9 役に立たないことをしないこと

地の巻を簡単にまとめると

自分の道を探し、その道を信じ、半端な心で利益を貪るようなことはしないで、
適切な場所で適切なことを出来るようにすれば物事は合理的に進む。
基礎的な仕事を完璧にこなせるようになることが大事。
真剣勝負で使える物は何を使っても良い。
タイミングやチャンスをつかむために鍛錬が必要。
一つのことだけでなく、色々な職業や芸道などにも関心を持ち、
物事の真偽を自分自身で見極める。
どんなに小さな変化や、見えない物にも気がつけるようにし、
役にたたないことはしないこと。

五輪書のこの部分だけをとってみても、十分に現代に応用出来そうですね。

水の巻

水の巻

剣術の鍛錬法

地の巻で道を武士の道に決めたら次は剣術の鍛錬法にいきます。

剣術とは自在であるということと、
「剣術の技の基礎」を水の巻では描かれています。

心・姿勢・五方の構え

心の持ちよう

鍛えるべきは剣術だけではなく、心、姿勢なども大切だと言うことを宮本武蔵が書いている章です。
心の持ちよう、姿勢、構えなど、本文と簡単な解説を交えてご紹介します。
まずは戦いに対しての心の持ちようから。

mizumaki

上記の心の構えでは、相手の動きに気持ちが動揺してはならないが、
心を止めてしまうと相手の動きに動じることが出来なくなってしまうぞ。
と書いてあります。

姿勢

sisei

そこまで難しくない文なので解説しなくても分かると思いますので省略させて頂きます。
心も体も常日頃からこういう状態でいることがとても大切だと言うことがわかります。

では敵の姿を正確に捉えるには?

「観」の目と「見」の目が重要になってきます。
観とは状況全体を全身の感覚で見ること。
見とは対象をきちんと目をそらさず見ることです。

五方の構え

宮本武蔵といえば二刀流ですよね。
使える物は全て戦いに生かす宮本武蔵の基本的な剣の五つの構えを紹介します。
この剣の構え方を五方の構えと言います。

五方の構え
1. 基本の中段の構え
2. 上から振り落とす 上段
3. 下から二刀で受ける下段
4. 斜めに切り上げる 左脇
5. 突くように攻める右脇

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また、上記のように書いてあり、
自分で工夫してこの書を読むべきであり、
この書を読んだだけでは兵法の道がわかるはずがない。
あくまでも道しるべであり、後は自分自身で作り上げるべきと記してあります。

水の巻を簡単にまとめると

水の巻では上記のような名言があります。
毎日毎日少しずつ技を上達させなければいけない。
今の時代にも通じる名言ですね
千日とは3年、万日とは30年のことです。
攻め方を決めない、
勝つことにこだわる宮本武蔵の基本を水の巻では書かれています。

そんな水の巻を簡単にまとめると
戦いの時も普段と変わらない姿勢と平常心を持ち、近いところは全体をきちんと把握し、
遠いところも手に取るように観察する。
戦いの動きは固定せず臨機応変に動けるよう、基本の構えを相手によって柔軟に
変えられるようにする。



このページでは解説していませんが、
心、姿勢、構えの他にも、入り身やリズムについても書かれていますので
是非聴いてみてください。

火の巻

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戦い方・工夫・的の分析

火の巻では戦い方、戦い方の工夫、的の分析について書かれています。

戦いで有利になるには我が身を敵に例えて考えることで、
敵の心が分かり勝つことに繋がる!

心を読むにはまず二つの「かげ」を理解することです。
二つの影について簡単に解説していきます。

陰を動かす。的が何を狙っているか分からないときのこと。敵が太刀を後ろに構えたり、脇に構えたりしたとき打つ気配を見せれば、的は思っている心を太刀に表すものである
影を抑える。的の方から仕掛ける心が見えたときのこと。的が技を出そうとする兆しを抑えて敵の止んだ」拍子に自分が勝てる利を受けて先を仕掛けること。

この二つの「かげ」のちがい

陰  相手の心が見えない(何をしようとしているのかわからないので)フェイントをかけること。
影  相手の心が見えている(なにをしようとしているか分かったとき) 技を出させないようにすること。

戦う相手・場所の分析

無敗で最強の宮本武蔵ですが、なぜずっと勝ち続けられるのか。
日々の鍛錬や、心構えはもちろんのことですがもう一つ大事なことがあります。
それは「分析」であると言っても過言ではないと思います。

有名な例を二つ程あげて説明します。
巌流島の戦い
有名な戦いの一つですよね。
なぜ小次郎に勝ったのか?
それは宮本武蔵が単純に強いだけで勝ったのではなく、
しっかりとした分析と下準備合ってこその勝利だったのです。

小次郎の武器は、普通の武士が使う刀(二尺四寸 約72センチ)より長い
刀(三尺 約90センチ)を使って幾度となく勝ってきました。
しかし宮本武蔵は小次郎がどんな武器を使い、どんな戦い方が得意なのかを分析し、
小次郎より長い木刀(四尺二寸 約126センチ)で相手の利点を破り勝ちました。

そしてこの分析は一対一の戦いだけでなく大勢との戦いにも有効でした。
その戦いが、
吉岡一門との戦い
です。吉岡一門とは将軍足利家に従えてきた名門の道場でした。
武者修行のために訪れた宮本武蔵は吉岡一門と合計3度戦い、
もちろんのこと全てに勝利しました。

宮本武蔵はまず当主の清十郎を倒します。

そして次に当主の弟である伝七郎を倒します。
名門の危機に直面した門弟子達は当主の息子又七郎を筆頭に一斉に武蔵に戦いを挑みます。

どうやったら大勢相手に勝てるか?を分析し、
武蔵はまず又七郎を倒し、足場の悪いところや、大勢では攻めは入れないところで、
弓や槍をもった大勢と戦い勝ちました。
相手の攻撃に対しての分析だけでなく、戦う場所もきちんと分析されていました。

そして火の巻最後に書かれているのは分析と同じように大切な心構え、心理戦についてです。
心理戦については大きく分けて3つにわけられます。

1. 鼠頭牛首(そとうごしゅ)
敵と戦うときには常に、ネズミの頭の細心さと牛の首の大胆さをもって
誠に細やかなうちに突然大きな心になる

意味:ネズミのように繊細に考え、時には牛の首ほど太い、大胆に考え方を変えるという意味です。

2. 山海の替わり
有効でないのに同じ攻めを何度もやることは悪いことである。
二度やっても通じぬ時は三度目は戦い方を変える
敵が山とおもったら海と仕掛け、海と思ったら山と仕掛けるのが兵法の道

意味:三回同じ技を出してだめなら違う方法を考えること。
           三回と山、海をかけている。

底を抜く
相手に勝ったと思い油断することもあるだろう
表面上は誰が見ても負けたように見えるかもしれない、
しかし相手の心の内では負けていないと思っていることもある。
そうした時には自分が違う心になって敵の戦う心を絶やし
心底負けたという心になるのを見ることが第一である
この底を抜くのは太刀でも抜き、身でも抜き、心でも抜くのである
一つのやり方だけと思ってはならない
残す心があれば敵は崩れにくいものである。

意味:相手に負けていないと心の中で思われてしまったら反撃される可能性があるので、それを完全に打ち抜く


心理戦の先にあるもの
宮本武蔵の心理戦の究極
「枕のおさえ」
敵が何をしようと思う兆しを、
敵がしないうちに見抜いて、
敵が打つという「うつ」の「う」の時の頭を抑えて、
後をさせないこと、これが「枕を抑える」である。

そもそも戦いを起こさないようにする。

火の巻の簡単なまとめ

戦う環境を常に見極めて有利な位置を見つけ、相手の行動を
読みとって攻める。
細やかさと大胆さを切り替えて、同じ戦い方にとらわれずに、
新しい戦い方を試み勝利に持ち込む。
太刀に頼らない戦い方にする。

など、火の巻では実際の戦いのコツがまとめられています。

風の巻

風の巻

他流派や、道理

最後の2巻は他の巻に比べ短いので、まとめさせて頂きます。
風の巻では他流派についてと道理についてまとめられています。
宮本武蔵は自分の戦い方だけでなく他の流派の戦い方なども研究していました。

そして
他流に多きなる太刀を持事
偏る狭い心を嫌う
偏る心、固定観念にとらわれるな
他の流派を知ることで自らの正しい道理を確かめる。

など、他流派を批判する一面が見られます。

これは、太刀だけを頼る事や、構え、戦い方を固定して考えるのではなく、
状況に合わせ使う武器、状況を変えるべきだと言う意味での批判ですね。

勝負とはルールの中だけで行われるものではないと言うことを理解できる巻となっています。

空の巻

空の巻

一番短く一番大切な空の巻

五輪書の中でも一番短いこの空の巻ですが、内容はとてもスケールがでかい巻です。

空という心は物事のないところ、
しることが出来ないことを「空」として見立てるのである
もちろん空はないものである。
「ある所」を知って「なき所」を知る
これがすなわち空である。


と書いてあります。
ある所とは地・水・火・風で紹介してきた具体的な鍛錬法のことです。
これを全て知ることで自分がまだ知らない世界「空」に考えが至ることが出来るようになる。

ではどんな風に考えればそこに至れるのか?

心に迷いなく、毎朝毎時に怠ることなく、
心意二つの心を磨き、観見二つの目を研いで、
少しも曇りなく、迷いの雲の晴れたところこそ、
真実(まこと)の空としるべきである

心と身体を同時に鍛錬することで迷いの雲が少しずつ晴れていくと言う意味。

鍛錬することで生まれる迷いとの向き合い方

真実の道に達しない内は
自分では確かな道だと思いよい事だとおもっていても
心を正しくして
世の中の大法に合わせてみればその人のひいきの心
その人の歪んだ目によって
正しい道から外れているものである
正しく明らかに大いなるところを思い取って
空を道とし、道を空として見るのである。

今まで正しいと思いやってきたことをたえず問いただすこと。
そして自らを振り返り、さらに進化して欲しい。
という意味になっています。

いかがでしたか?
長くなってしまいましたがここで五輪書解説終わりに致します。
五輪書の内容全部を紹介・解説していないのでぜひお手にとって自分で整理してみてください。

この五輪書はあらゆる勝負事に通じると思っております。
勝負事だけでなく仕事、私生活にも必ず役立つ日が来ると思います。

実際に私も五輪書を聴いて、そしてまとめている時にとても参考になりました。
何事においても現代でいう「努力」、「継続は力なり」を力説、納得させてくれる作品だと思っています。
この五輪書を参考に人生を少し見直して見るのも面白いと思います。
聴いた感想などもお待ちしております。

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