大人から子供まで時代をこえて愛される少年探偵シリーズ

今回は虎と人間の混じったような男登場！

原点にして頂点の推理小説、「少年探偵」シリーズがオーディオブックになりました。
ミステリーの父、江戸川乱歩が1936〜1962年にかけて執筆した少年・少女向け探偵小説。
少年探偵シリーズ!
二十の顔を持つという変装の達人・怪人二十面相は、高価な美術品などを狙って怪事件を巻き起こす。
しかし名探偵明智小五郎、小林少年率いる少年探偵団の活躍によって町は守られる。
彼らに憧れた子供は多く、ドラマ、映画など様々なメディア展開が行われました。
現代では人気作家によるオマージュ小説、アニメ展開など進化しながら読み継がれています。

おなじみ小林少年と明智小五郎が宇宙人の謎を解く。
本当に宇宙人が存在するのか・・・それとも・・・。
という今作はとてもスケールのでかい話になっています！
SF要素を加え、大きいスケールの中に一対どんなトリックが隠されているのでしょう！？

あらすじ
  とある野球チームに所属する天野勇一君の前に虎と人間が混ざったような奇妙な男が現れた。
その男は宮中からバットやグローブ、トランプを出し、
「自分は魔法博士だ」と言いだし、自宅で魔術ショーを行うからと自分の家にみんなを招待しました。
勇一君と共に魔法博士の家に行く。
しかし魔法博士と名乗る男が勇一君をさらってしまう・・・。

少年探偵団

モノクロ映画化から、最新では2017年のアニメ化まで、
昔から今まで80年以上愛され続ける不朽の名作。
ラジオドラマ化
1956年 ニッポン放送にてラジオドラマ化
映画化
1954年 松竹シネマ 怪人二十面相というタイトルで三部作を公開
1954年 松竹シネマ 四部作を翌年に賭けて公開 タイトル：青銅の魔人 
1956年から、1959年にかけて東映にて全9本を公開
2018年 BD~明智探偵事務所
タイトル
『少年探偵団 第一部 妖怪博士』
『少年探偵団 第二部 二十面相の悪魔』
『少年探偵団 かぶと虫の妖奇』
『少年探偵団 鉄塔の怪人』
『少年探偵団 第一部 二十面相の復讐』
『少年探偵団 第二部 夜光の魔人』
『少年探偵団 透明怪人』
『少年探偵団 首なし男』
『少年探偵団 敵は原子潜航艇』
テレビドラマ化
1958年 怪人二十面相
1960年 少年探偵団
1975年 少年探偵団
1977年 怪人二十面相 
1983年 怪人二十面相と少年探偵団
1984年 怪人二十面相と少年探偵団
アニメ化
1968年 わんぱく探偵団
2015年 乱歩奇譚 Game of Laplace
2016年 TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より
2017年 超・少年探偵団NEO
漫画化
山田貴敏により漫画化
岩田廉太郎により漫画化
芦辺拓 / ちーこ / 加藤康子により漫画化

 江戸川乱歩

大正から昭和初期にかけて活躍した推理小説家。
実際に探偵として、探偵事務所に勤務していた経歴を持つ。
日本推理作家協会初代理事長。
ペンネーム（江戸川乱歩）は小説家の、エドガー・アラン・ポーが由来。

大人から子供まで時代を超えて愛される作品の代表作の少年探偵シリーズ。
大正から昭和にかけて活躍した推理小説家であり独特の世界観と二転三転する展開に驚かさる。
江戸川乱歩のトリックで一気に昭和初期へタイムスリップしてしまう。

 村上麻衣

アニメやゲームドラマCDなど数々のシーンで大活躍の声優、村上麻衣が読み上げる江戸川乱歩シリーズは
落ち着いた女性の声にリズム感がよいナレーションでより一層、江戸川ワールドへ送り込んでくれます。

オーディオブック作品一覧
「半七捕物帳シリーズ」 著：岡本綺堂
「Ｗの悲劇」 著：夏樹静子
「少年探偵団シリーズ」 著：江戸川乱歩

 レビュー

あれ？魔法博士ってどこかで聞いた事があるな！？！？
と思っていたら、「まほうやしき」「赤いカブトムシ」「黄金の虎」という作品にも出ていました！
でも、今作で出てくる魔法博士とは違う人物ですが・・・。笑
江戸川乱歩ファンの方ならあれ？と一度は思うはずです。笑

聴いていてモヤモヤしたので、聴き終わってからすぐに調べてしまいました。
小学生、中学生の頃に読んでいた作品でもうっすら覚えているものですね。
昔の思い出も含め面白く聴けました！