朗読時間 513分
CD枚数 8枚組
和辻家一族が集まる新年の行事で和辻製薬会長である和辻与兵衛(わつじ よへい)が殺害される。
姪の娘である摩子が犯人だと名乗り出るが、
一族から愛さされいる摩子は和辻一族と摩子の家庭教師の一条春生達によって事件を隠蔽しようと画策するのだが・・・。
「Wの悲劇」とは、日本の小説家夏樹静子によって執筆された日本の推理小説。
アメリカの推理小説作家のエラリー・クイーンが発表した推理小説(「Xの悲劇」、「Yの悲劇」、「Zの悲劇」、「レーン最後の事件」)のオマージュ作品として「Wの悲劇」を執筆。
また1984年に映画化され、テレビドラマ化もされている。
和辻与兵衛(わつじ よへい)
和辻製薬会長。女が好きで女癖が悪いで有名。
和辻みね
与兵衛の妻。和辻家を切り盛りしながらも、夫の与兵衛の浮気ぐせには泣かされてきた。
和辻摩子(わつじ まこ)
与兵衛の大姪にあたる。大学生で演劇活動に打ち込んでいるが、卒業と同時に芝居の道をあきらめて花嫁修業をするようにと与兵衛から言われている。
和辻淑枝(わつじ よしえ)
摩子の母。自由を求め和辻家を飛び出したが、画家の男と結婚した後、離婚、娘を連れて戻ってくる。道彦と再婚し幸せな生活を送っている。
和辻道彦(わつじ みちひこ)
遺伝子研究をする生物学教授。淑枝と結婚し和辻家に入った温厚な夫にして摩子の良き父となる。
一条春生
摩子の大学の先輩で人気劇団の主宰者。和辻家パーティーに招かれ殺人事件に巻き込まれてしまう・・・。
和辻繁
殺された与兵衛の弟。和辻製薬の役員で、会社の金を個人的に流用しているとの噂があるが・・・。
和辻卓夫
和辻製薬秘書室勤務。摩子の婚約者を自認していて、将来は社長になる野望を抱いているが・・・。
一条春生
和辻摩子の家庭教師。