洋装にたいして著者は言う「湿気の多い島国の暑中は、裸でいてすらも蒸発はむつかしいのに、目の細かい綾織りなどでぴたりと体を包み、水分を含ませておく風習などを、どうしてわれわれが真似る気になったのであろうか。」それどころか革靴を履いて水虫栽培までしているのです、先生。・・民衆生活の歴史はつまるところ我々自身の昨日の物語である。
木綿以前の事
- 著者:
- 柳田国男
- 朗読:
- 松宮森乃
- 出版:
- ことのは出版株式会社
- 収録:
- 0:20:03












