雁の寺

掲載日 ジャンル:

著者:
水上勉
朗読:
堀英二

少年僧の孤独と凄惨な情念のたぎりを描き、直木賞に輝いた本作。人気の推理小説作家だった水上勉が、作家として「人間を描きたい」との思いから挑んだ挑戦の一作。

掲載日 ジャンル:

著者:
水上勉
朗読:
神﨑美和子

「一緒に死んでもらわんとどうもならん」 戦争で息子を失い、夫の死を恐れる老いた女・・ 墓地の口で生まれ、薪小屋で育ち、戦火に焼かれつつも小説を書いた著者による、秀作

あかね雲

掲載日 ジャンル:

著者:
水上勉
朗読:
神﨑美和子

昭和初期の能登地方の寒村で、少女まつのと脱走兵の男は出会った・・薪小屋で育ち、戦火に焼かれつつ小説を書き、直木賞作家となった男による映画化もされた秀作。

泥の花

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著者:
水上勉
朗読:
小森彰

挫折も絶望も病いも老いも、新たな活路に踏み出すための生命の扉だ ・・貧に生まれ、戦争の火と飢えに焦がされ、名声に転がされ、老いに苦しみ、辿り着いた結論とは。

蛍・茄子の花

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著者:
水上勉
朗読:
小川道子

療養中の作者が秘かに病室の庭の池で、 螢を飼ってみようと思い立つが・・(螢) 薬の副作用なのか、眠れぬ夜、昼間の散歩の途中に出会った娘を思う・・・(茄子の花)

醍醐の桜

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著者:
水上勉
朗読:
小川道子

私は集中治療室で不思議な夢をみた。敗戦の前年、伏見墨染町の輜重輓馬隊にいた私の、担当の馬「照銀」が、ベッドの傍にきてしきりに古い昔の話をする――

越前竹人形

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著者:
水上勉
朗読:
神﨑美和子

妻・玉枝に「母の面影」を感じ手さえも触れようとせず、作品に思いの丈をこめる竹細工師・喜助。一方、玉枝は娼妓であったころの馴染み客と過ちをおかしてしまう・・