著者:
筒井康隆
朗読:
安原義人
出版:
ことのは出版
収録:

掲載日 ジャンル:

商品紹介

「健康ファシズムが暴走し、喫煙者が国家的弾圧を受けるようになっても、おれは吸い続ける。
地上最後のスモーカーとなった小説家の闘い(文庫裏表紙解説より)」を、ミッキーロークの吹き替えや数々のアニメで知られる俳優・安原義人が会心の朗読で披露。一気にお聞きください。(C)アイ文庫

Wikipedia

著者 筒井康隆

最後の喫煙者

禁煙
喫煙

ライターズレビュー

一緒に聞いていた友人は、
「このひとたち、なんで禁煙者が迫害されるのかわかってはらへん。そういうスモーカーってマナーなってへんねんよね」
とニコリともせずバッサリ。
喫煙者が嫌煙者に迫害され、追い詰められていく本作。
筒井康隆のこの手の短編は笑うに笑えないけど笑ってしまう物が多い。
が、それとは違う意味で、笑うに笑えないけど笑ってしまう作品に育った。
この話が発表されたのは1987年、それからの年月の間に・・

発表当時は、吸ったらいけないところができはじめたくらいではないだろうか。一部先進的な電車会社がホームに喫煙スペースをつくったりとか、「ホタル族※」なんて言葉ができたりとか・・
※http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9B%8D%E6%97%8F Wikipedia
だから禁煙者も、嫌煙者も、笑えた。
―しかし、10年、20年とたつうちに、
・・笑うに笑えない状況になってきた、と、禁煙者はいう。追われ、嫌われ、追い詰められて、身の置き所がない、と。
・・これくらいできたらいいのにな、と、嫌煙者はいう。これだけうるさく言われているのに、タバコを吸いながら歩いたり、吸殻を捨てる人のなんと多いこと、と。

ハイテンションな朗読においたてられる。

それでも今は笑っていられる。
ヒステリックな世界を笑っていられる。
笑っていられる世界であり続けてほしい。
こういう作品が容認される世界であり続けてほしい。

喫煙権

*法律家の意見
A 喫煙者には「喫煙する権利」があるのですか?
Q喫煙の自由は「権利」とは断定されておらず、制限に服しやすいものにすぎないと解されます。
(回答・岡本光樹弁護士)

喫煙家の権利について – ZAQ  (一般愛煙家の意見)

喫煙の権利について – Yahoo!知恵袋  (喫煙者・禁煙車双方の意見)

喫煙・禁煙に関する法令

路上喫煙禁止条例

未成年者喫煙禁止法(親や監督者、販売者に対する罰則)

健康増進法(受動喫煙の防止、第25条)[2]

労働安全衛生法(快適な職場環境の形成、71条の3第1項、指針第2の1の(1))

ビル衛生管理法(浮遊粉塵の基準)[3]

鉄道営業法(喫煙禁止車両、34条1号)

交通機関の喫煙規制

• 旅客自動車運送事業等運輸規則(禁煙表示のある自動車、53条6項)

海上運送法施行規則(船舶内の禁煙場所、23条の14第2号)

• 各地の火災予防条例(禁煙場所)

興行場法施行条例(禁煙表示、喫煙所)

参照 Wikipedia

 

リスナーズレビュー

喫煙者がさんざんな目にあっていてすっとした。おもしろかった~(≧▽≦)b(20代 女性)

昔は涙がでるほど笑いながら読んだが、今は身につまされます・・(50代 女性)

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関連書籍

最後の喫煙者 自選ドタバタ傑作集 1

愛煙家通信 No.1/喫煙文化研究会(編) (著)

東京の喫煙できるレストラン―美食と紫煙を楽しめる名店202軒 (MUSASHI BOOKS)

喫煙と禁煙の健康経済学 – タバコが明かす人間の本性 (中公新書ラクレ)/荒井 一博 (著)

ああ、禁煙vs.喫煙 (講談社文庫)/姫野 カオルコ (著)

あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))/ハンス・ペーター・リヒター (著), 上田 真而子 (翻訳)

関連リンク

筒井康隆 – 公式サイト

JAPAN LITERATURE Net

笑犬楼大通り 偽文士日碌

最後の喫煙者とは (サイゴノキツエンシャとは) [単語記事] – ニコニコ大百科

タバコ会社の本音 – YouTube

「喫煙する権利なんざ、ガキと貧乏人と黒人と馬鹿にくれてやるよ」

「一日あたり数千人の子供を喫煙に引きずり込むことが仕事だ。肺ガンで死ぬ喫煙者の欠?員補充だ。中学生ぐらいを狙え」

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