著者:
芥川龍之介
朗読:
秋山裕美
出版:
アイ文庫
収録:

掲載日 ジャンル:

「私」は旧友から、彼の妹・千枝子が夫の欧州出征中に神経衰弱のようになって“妙な話”をしていたと聞かされる。
千枝子は、停車場の赤帽が夫の消息を訊ねてきたのに、千枝子が「最近手紙が来ない」と言うと、赤帽が夫のようすを見てこようと言ったというのだ。
しかもその後再び出会ったとき、赤帽は本当に欧州の夫の消息を伝え、しかもそれが事実だったというのだ・・・
不思議な事件に、少しひねった結末を用意し、芥川の才が迸る掌編。
演出=水城雄。(C)アイ文庫
【演出・朗読者について】
秋山裕美は遠方在住、激務についていながら現代朗読協会に通い、実力を積み上げていきました。落ち着いた声にはそんな背景が滲んでいるのかもしれません。ミステリアスでありながらかっちりと仕上げた、大変好印象の作品になりました。

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