イーハトーヴの森に名高い木こりの子として生まれたグスコーブドリ。妹ネリと毎日楽しく遊んでいたが、ある日、父親が森に行ったまま帰らず、それを探しに行った母親もそれっきりになってしまった。そして、突然やってきた男がネリを連れていってしまい、とうとうブドリは一人ぽっちになってしまう。
それからある農場で雇われて懸命にオリザ作りに励んだ。それが縁でクーボー大博士と出会い、火山局の仕事を得る。イーハトーヴには三百幾つの火山があり、その働き具合は手にとるようにわかって来た。やがて、地球に大寒波がやってきた。クーボー博士が言うには、「カルボナード火山島が爆発したら、地球全体を平均5度ほど暖かくなるだろう」とのこと。そしてそれを人工的に爆発させる計画が遂行されることになった。その発案者のブドリは、戻ることができない最後の作業者に志願。計画は成功し、気温はぐんぐん上昇。ブドリの遺志は活かされたのだった。映画化され、今話題の宮沢賢治童話の名作。”
それからある農場で雇われて懸命にオリザ作りに励んだ。それが縁でクーボー大博士と出会い、火山局の仕事を得る。イーハトーヴには三百幾つの火山があり、その働き具合は手にとるようにわかって来た。やがて、地球に大寒波がやってきた。クーボー博士が言うには、「カルボナード火山島が爆発したら、地球全体を平均5度ほど暖かくなるだろう」とのこと。そしてそれを人工的に爆発させる計画が遂行されることになった。その発案者のブドリは、戻ることができない最後の作業者に志願。計画は成功し、気温はぐんぐん上昇。ブドリの遺志は活かされたのだった。映画化され、今話題の宮沢賢治童話の名作。”