某藩の祐筆であった浪人が、占い師の不吉な予言どおりの時刻に狂死。その娘である利発な少女・お静は、継母の折檻に耐えながら父の死に疑問を抱いていた。
けなげな娘の訴えに、色男・右門が腰をあげる。あだな女スリ・くし巻きお由を使い、仕掛けた罠とは? 美男美女が入り乱れての元禄絵巻!
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佐々木味津三・・若い人にはあまり名前の通った作家ではないかもしれませんが、代表作の『右門捕物帖』が嵐寛寿郎、『旗本退屈男』は市川右太衛門で映画化され人気を博した、時代小説の名手です。
第六番手柄、お楽しみください。(C)アイ文庫