慶長十九年四月、駿河城内――
幕府草創期の徳川一族、幕府首脳のすべてが居並ぶ中で、大御所・徳川家康の口からおどろくべき一つの賭けの宣言が発せられた。
竹千代と国千代、いずれが三代将軍たるべき者か、伊賀と甲賀の一族からそれぞれ選抜された十名の手練れの忍者同士を戦わせて決めるというのだ!
愛し合い、まもなく結ばれるはずだったふたり、お幻の孫・朧と甲賀弾正の孫・弦之介は引き裂かれ、生か死か、いずれしかない非情の戦いに臨む。
最後に勝つのは伊賀か、甲賀か。三代将軍の運命が、いま、因縁の二派の忍者に委ねられた!
幕府草創期の徳川一族、幕府首脳のすべてが居並ぶ中で、大御所・徳川家康の口からおどろくべき一つの賭けの宣言が発せられた。
竹千代と国千代、いずれが三代将軍たるべき者か、伊賀と甲賀の一族からそれぞれ選抜された十名の手練れの忍者同士を戦わせて決めるというのだ!
愛し合い、まもなく結ばれるはずだったふたり、お幻の孫・朧と甲賀弾正の孫・弦之介は引き裂かれ、生か死か、いずれしかない非情の戦いに臨む。
最後に勝つのは伊賀か、甲賀か。三代将軍の運命が、いま、因縁の二派の忍者に委ねられた!