著者:
池波正太郎
朗読:
神谷尚武
出版:
ことのは出版株式会社
収録:
0:54:24

掲載日 ジャンル:

二十四歳の独身であるし、これほどまで妓へ打ちこんでいるのだから、ここまで行きづまってくると、彼がいま口走った「こうなれば押しこみ強盗でも……」という気持になるのもむりはないところだが、さすがに〔忠さん〕そこまでは落ちきれぬところがある。―鬼平犯科帳より―(時代小説)忠吾初登場。

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