諸国を股にかけた盗賊鈴鹿の又兵衛も六十歳、浅草・田原町の足袋屋〔つちや善四郎〕方にあずけている十八になる一人娘・お雪と「父娘いっしょに暮してみてえのよ」と、廃業を考え、〔おさめ金〕を用意するための急ぎ盗の算段をしていた。そんなある日、お雪に“虫”がついたことを知る。その虫は木村忠吾——火付盗賊改メの同心であった。(時代小説)監督/吉田純子・編集/三好達也_林岳史
お雪の乳房

- 著者:
- 池波正太郎
- 朗読:
- 三好翼
- 出版:
- ことのは出版株式会社
- 収録:
- 0:56:17