小石川の小日向一円の総鎮守である氷川神社のある山には、見ると三日の内に死ぬ『かむろ蛇』がでるといわれて在郷の者に怖れられていた。恐るべきコレラの流行に御加護を願って神社に参詣した煙草屋・関口屋の一行は、怪しげなかむろ頭の少女を見てしまう。その数日後、一行のうちのお由が頓死した。 ・・幕末の江戸を舞台に、人情に篤いがクールな知性派、岡っ引きの半七親分が大活躍!
かむろ蛇

- 著者:
- 岡本綺堂
- 朗読:
- 村上麻衣
- 出版:
- ことのは出版株式会社
- 収録:
- 1:21:49