仕込みに年月と手間と金がかかる本格の盗みは近年絶えかかっているなかで、〔傘山の弥太郎〕は盗人の掟三カ条を堅守して本格の盗めにはげんでいた。そんな弥太郎のもとに〔鳴海の繁蔵〕から嫁の遣り取りについて手紙が届いた。父親の友人であった先代は本格の盗賊であったが、二代目は殺生をいとわぬ〔畜生ばたらき〕をするようになっていた。(時代小説)監督/吉田純子・編集/三好達也_林岳史
盗賊婚礼

- 著者:
- 池波正太郎
- 朗読:
- 三好翼
- 出版:
- ことのは出版株式会社
- 収録:
- 1:02:58