同心・小柳安五郎は、日影の長右衛門一味相手に奔走していて妻子の死に目にあえなかった。おっとりしたやさしい人柄であった安五郎がそれを境にまるで人が変わったようになった。それは平蔵をして「早く一命を落として妻子の傍へ行きたいと、ねがっているのではないか…」と心配させるほどであった。そんな安五郎が妻子の墓参の帰りに、大川に身を投げようとしていた母子をたすけた。 監督/吉田純子・編集/三好達也_林岳史
あきれた奴

- 著者:
- 池波正太郎
- 朗読:
- 三好翼
- 出版:
- ことのは出版株式会社
- 収録:
- 1:09:33