関東一帯から奥羽にかけて大仕事をする〔櫛山の武兵衛〕一味に父の代から所属してきた〔明神の次郎吉〕は、お頭の召集をうけて諏訪から江戸へ急ぐ旅の途中、行き倒れの僧に行き会った。次郎吉は盗賊のくせに、いやだからこそ罪ほろぼしもあって他人の難儀をみすごせない男であり、やはり見捨てておけず介抱し届けものを預かった。届け先は春慶寺に寄宿している岸井左馬之助であった。 監督/吉田純子・編集/三好達也_林岳史
明神の次郎吉

- 著者:
- 池波正太郎
- 朗読:
- 三好翼
- 出版:
- ことのは出版株式会社
- 収録:
- 1:00:46