この手毬はもちろんゴムではないし、絹糸でつくられた高価で美しいお姫様のための作品のような毬ではない。お母さんが「お正月に、木綿糸を巻いてこしらえ」てくれた毬である。この毬から、話は著者の母上が歌っていらした手毬唄へと流れていく。「社会と人生とを周囲の書物の間から」拾い上げようと書かれた一作です。
母の手毬歌

- 著者:
- 柳田国男
- 朗読:
- 松宮森乃
- 出版:
- ことのは出版株式会社
- 収録:
- 0:26:56
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掲載日 ジャンル:文化人類学・民俗学